Tuesday 8 July 2008

sac-hi etc





以前、tamaki niimeと命名するまでの間、sac-hiという名でブランド展開していました。
当時は今みたいに会社、としてではなくもっともっと純粋にしたい事だけをしまくる。
といったスタイルで中でも、家紋を用いて表現したシリーズは今見ても新鮮です。

そんなシリーズの一部を日本家紋研究所様のWEBにて発見。
当時2003年12月。場所は大阪は船場のunderpublicという
洋書の図書館とカフェを合体したようなギャラリースペースにて、
untnutという絵描家さんと、山田コウという写真家さんの協力の基、
this という男性と女性の音楽ユニットを招いた素敵な時間に始まり、
和というよりは、その意図(糸)=つながりを大切にした展示会だった。
その中で、一際目を引く作品がこの白装束を染め上げた様な留袖。
一見、染め上げていく着物の様に見えるこの作品、実は豚皮を使用し、染めは一つづつ判子を押していき、喪服に染め上がっていく様子を表現したモノ。
ちなみに、留袖は女性が愛する人のところへお嫁に行く際、相手方への気持ちを・・・
長い袂を短く留めることで一生あなたについて行きます。という意志を表しているのだそうです。

さて、この作品。
豚皮の独特な雰囲気に浸透していくかのように
纏わり始める判子のグラデーションがミニマムという定義の中の一つとして
独特な存在感を醸し出しています。


2003 /12


今も和を根本理念として活動していますが、やっぱり和が好きなんだ。と改めて。
言わずもがな、こういうことの積み重ねが今のtamaki niimeの根本でもあるのです。


thank you very much...

vest regards,